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アイ・アーム
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上肢に重い障害を持った方の自立を支援する
ロボットアーム
アイ・アームはオランダのイグザクト・ダイナミクス社の有名なARM (Assistive Robotic Manipulator) を、より小さく、よりスリムに、より軽く、より速く、より機能的にした上位の後継機です。
概要
アイ・アームは上肢に重い障害を持った方の自立を支援するロボットアームです。アイ・アームを使うことで、ご自宅や職場、外出先などあらゆる所での様々な動作がご自分でできるようになります。
一般的な利用例:
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好きな時に飲む、食べる
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床に落ちたものを拾う
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痒い所を掻く、腕の位置を変える
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身だしなみを整える(電気髭剃りを使う電動歯ブラシを使う、化粧をする等)
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掃除や植物の水遣りといった家事をする
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電気のスイッチやエレベーターのボタンを押す
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リモコンの操作をする、CDをパソコンにセットする
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ドアや引き出しを開ける、閉める
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電話をする
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外出先で使う(買物に行く、図書館で本を借りる、外で食事をする等)
アイ・アームは筋ジストロフィー、多発性硬化症、脳性麻痺、リウマチ、脊髄損傷などの方々にご利用いただけます。
操作装置には、キーパッド、ジョイスティック、ボタン方式などがあり体の一部を動かすだけで操作できるようになっています。ロボットアームをお使いの世界中の方々にその有効性を確認いただいております。
ロボットアームを使うことで介護の必要性が減り、社会へ参加できる機会が増え、そして生活の質を大幅に改善することができます。
仕様
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本製品は6箇所の関節を持つ軽合金製(樹脂カバー付き)腕部とスチール製グリッパー(手先)部で構成され、DC 24V電源を動力とする直流モーターによって駆動されます。
電源は車椅子でご利用の場合は電動車椅子のバッテリーから、ご自宅ではアダプタを使用してAC電源から供給されます。
アーム本体重量: 9 Kg 入力装置・ケーブル: 0.9 Kg
消費電流:スタート時 最大 1A、定格 0.5A ピーク(最大)1A
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グリッパーの最大握力は約2 Kgf、アームのリーチは最大800 mmで約1.5 kgの物を持ち上げることができます。
また使用者の安全に配慮し、アームの最大速度は約20 cm/秒で、全ての関節部にスリップクラッチを装備し、他の物と衝突した際などの過度の力から利用者、器物やロボットアーム自体の破損を防ぐようになっています。
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アーム本体幅は 7.5cm で、電動車椅子に装着した場合、脇に折りたたんで移動することが可能です。
この状態での横幅の増加は10 cm以下に抑えられます。また、運搬時に破損を受けないようクッションを内蔵した専用のキャリングケースが付属します。
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高速インテルPentium Processor(省電力 5Watt最大)、信頼性の高い CANインタフェースを使用し、入力インタフェースの自動認識(プラグインープレイ)、入力インタフェースへの配線の小型化を可能としました。
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プログラムされた動作(メモリーとリプレイ)、ホームポジションをユーザーが設定可能、グリッパー角度に対応した動作を行うパイロット・モードの追加、エルボーをショルダーより下側に位置したときの動作が可能など、動作機能の増強(HMI Software)を行いました。
アイ・アーム(iARM)デモ 「上着を脱ぐ」
(音楽が流れます)
アイ・アーム(iARM)デモ 「猫にエサをやる」
(音声が流れます)
アイ・アーム基本ユニット
基本ユニット
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アーム本体(グリッパ、コントロールコンピューター、内蔵インジケーター)
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キーパッド(標準サイズ)
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メインケーブル
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ON/OFFスイッチ
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キャリングケース(スーツケース)
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基本コントロール・ソフトウェア及びライセンス
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ユーザーマニュアル
オプション/追加機能
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入力装置:ジョイスティック、ワンスイッチ、3ボタン
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追加外部ディスプレイ装置(0.3kg)
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リフト・ユニット(2.7kg)
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トライポッド(床据え置き用のスタンド)
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クィックリリースシステム・サポート(1.2kg)
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車椅子固定ブラケット
※ 特注となります。ご利用の電動車椅子に対する適合性を検討する必要があります。
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Transparent Mode: Windowsパソコンより、CANインターフェースを利用してロボット・アームユニットの制御が可能
※ PC Demoソフトウェア、CAN-カード、ソフトウェアライセンスとケーブリングを含む。リハビリテーション工学の研究者、理学療法士、作業療法士など専門家向けのオプションです。
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拡張機能(衝突検出、メモリアプリケーション、Bluetooth対応、カメラ・ビジョン対応などを予定)
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