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OUR FIELD私たちの事業領域と、挑戦のあゆみ
OUR FIELD私たちの事業領域と、挑戦のあゆみ
テクノツールは、誰もが“できる”ことを増やし、
新しい何かとの出会いを楽しめる社会を目指して、
まだ見ぬ可能性に挑み続けています。
これまでも、これからも。
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テクノツールという会社が生まれた1994年。
インターネットによって「誰もが自宅にいながら世界とつながれる」時代が始まろうとしていました。しかし、本来は人の物理的な制約を取り払ってくれるはずのインターネットにさえ、身体の障がいによってアクセスできない人がいました。
PCへの“入力”を支援するコントローラを開発し「テクノロジーの力で一人でも多くの人にアクセシビリティを届ける」という挑戦が、テクノツールの事業の原点になっています。
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20年以上にわたり、オリジナルプロダクトの開発に向き合ってきたテクノツール。
その間、国内大手メーカーのアクセシビリティ関連部門や中小の福祉機器メーカーが事業から撤退していく様子を何度も見てきました。利用者のニーズや願いに応えきれないまま、縮小していく業界。こうした状況のなか、目の前の人が必要とするものが日本にまだ無いのであれば、「海外からも探し出してお届けする」という発想へと転換し、障がい者支援機器の輸入を開始。
世界に目を向けることで、自分たちにできること、自分たちがやるべきことに対する視野も広がっていきました。
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そのプロダクトが、本当に必要とされる方たちへと行きわたるためには、一社の力だけでなく、医療関係者や福祉関係者のみなさんをはじめ、多くの方々の理解と協力が必要です。テクノツールは機器のレンタルや技術支援、コンサルティングを通して、より多くの方に機器を知っていただき、実際に使っていただく取り組みを重ねてきました。
現在は、海外のOT(作業療法士)をはじめ、専門的な知見をもつパートナーとも連携をはかり、日本の医療・福祉現場に向けてアシスティブテクノロジーの重要性と可能性を伝える活動も行っています。さらに、カンファレンスへの登壇やメディアを通じた発信にも力を注ぎ、「社会の側から障がいを無くす」というチャレンジを続けています。
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身体に障がいを抱える、ある方のご自宅を訪問したとき、私たちは彼が苦労の末につくった自分専用のコントローラでゲームを楽しんでいる光景を目の当たりにしました。
「この方のように、自分でコントローラまでつくってしまえる人は一握り。もっと多くの人たちにゲームを楽しんでもらいたい」。そんな想いから、Nintendo SwitchとPCゲームで使える拡張型コントローラー「Flex Controller」が生まれました。
このコントローラは海外でも紹介され、それまで一緒に遊べなかった人同士が仲良くなれたり、チームを組んでゲーム大会で活躍したり、障がい者や健常者という垣根を超えた出会いが広がっています。この経験を通して培った知見を活かして、現在はドローンを飛ばすプロジェクトにも挑戦し、その成果を広く国内外へ向けて発信しています。
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さらに今、ツールの先に生まれようとしているのが、コントローラやツールを使いこなすようになった一人ひとりと共に、新しいビジネスを立ち上げ、自分たちの手で活躍のフィールドを広げていくというチャレンジです。
ツールを届ける側、受け取る側という関係を超えて、一緒に価値をつくるチームへ。私たちの挑戦は、まだまだ始まったばかりです。
COMPANY
- 設立
- 1994年12月14日
- 資本金
- 1,000万円
- 事業内容
- アシスティブ・テクノロジーの研究開発、
輸入、コンサルティング、販売 - 代表者
- 代表取締役 島田 真太郎
- 所在地
- 〒206-0802 東京都稲城市東長沼 2106-5
マスヤビル 4F
HISTORY
- 1994年
- 島田努がテクノツール有限会社を設立
- 1996年
- 初の自社製品として「小型ひらがなキーボード/98」発売
- 1998年
- 稲城事業所開設・移転 (12月28日)
- 2003年
- 「点字編集システム 3.0 for Windows XP」発売
- 2004年
- Webショッピングサイトat-mall 運用開始
- 2006年
- 学習赤外線リモコン「なんでもIR」発売
- 2012年
- 「オペレートナビTT」発売
- 2016年
- アシスティブ・テクノロジーの輸入事業を開始
- 2019年
- NPO法人こことステップより「らくらくマウス」を継承、
「らくらくマウスⅢ」シリーズ発売 - 2020年
- Nintendo Switch公式障害者向け コントローラー「Flex Controller」発売
- 2021年
- 島田真太郎が代表取締役に就任
- 2022年
- 「ドローン アクセシビリティ プロジェクト」を発表
ICCサミット KYOTO 2022 ソーシャルグッド・カタパルトで2位入賞
- 2023年
- ICCサミット FUKUOKA 2023 デザイン&イノベーションアワードで「ソーシャルグッド部門賞」を受賞