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立体的な動作が可能になり、作業の幅が広がった(MOMO、MOMOプライムご利用事例)

立体的な動作が可能になり、作業の幅が広がった(MOMO、MOMOプライムご利用事例)

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ゆうかさんは脊髄性筋萎縮症(SMA)による筋力の低下があり、車椅子を使用して生活しています。仕事は在宅就労で分身ロボット「OriHime」を自宅などから遠隔操作して接客や会話をするOriHimeパイロットや運営の事務仕事をしています。お人柄は明るく前向きで、優しい方です。

MOMO導入のきっかけは、福祉機器展で初めて見て一度試したことでした。使用経験のあるポータブルスプリングバランサー(PSB)とは異なる動きや普段使わない動きができそうで、トレーニング目的で使うのがいいなという期待がありました。

実際導入してみると、自身の肩や肘の動きがMOMOの動きにマッチして、縦も横も立体的に動かしやすくなったそうです。

MOMOを導入してトレーニングをすることで動かせる範囲が広がった

MOMOがあれば自分の筋力だけでは届かない範囲にも、軽い力でアプローチすることができます。特に腕を開く動作が可能になることがいい、とゆうかさんは言います。今後はMOMOを使って更に活用の幅を広げて、具体的な作業をしていきたい思いがあります。

トレーニングの効果を上げるために

当初は腕が細いためアームレストの中でアソビ(隙間)ができてしまい、弱い力を効率的に使えていないという課題がありました。作業療法士と義肢装具士が協議してアームレストのデザインをし、義肢製作所がカスタマイズした結果、腕にピッタリとフィットするようになり、MOMOの動きが腕の動作と一致するようになりました。

アームレストのカスタマイズによりトレーニングの効率性も高まりました。トレーニングをすることで関節の動きと筋力の維持が図れ、副次的な効果として胸郭が開き、呼吸器系にも良い影響があります。

働きたい希望が叶う仕組みを目指す

ゆうかさんは同じ病気の仲間の暮らしを豊かにするために「SMA SHIP」という団体を立ち上げて活動しています。人手不足の世の中において、身体的ハードルや制度の壁で働けていない人が多くいる現状は個人と社会双方にとってもったいないと考え、働きたい希望が叶う仕組みづくりを目指しています。

ゆうかさんにとってMOMOのいいところ

  • 上肢のトレーニングができ関節可動域の確保に役立つ
  • 胸郭を広げる運動に繋がり、呼吸器系に良い影響を与えた

MOMOとMOMOプライムの構成

  • MOMO(左)
  • MOMOプライム(右)
  • アームレスト タイプC
  • MOMO用スプリング強
  • MOMOプライム用スプリング中
  • テーブル用ブラケット

導入までの流れ

本人の身体状況と目的に合わせてテクノツールのスタッフ、作業療法士、義肢装具士が連携して導入を進めました。取付・装着においては、義肢装具士が前腕の細さに合わせてアームサポートをカスタマイズしました。

ゆうかさんの動画を見る

MOMO/MOMOプライムとは?

MOMO(モモ)シリーズは、上肢の筋力低下や運動麻痺のある人の暮らしに役立つアームサポートです。腕の重みを支え、左右にスムーズに腕を動かせるようにしたり、肘を曲げやすく補助してくれます。

BFO型上肢装具として補装具費の支給を受けられたり、労災保険、健康保険、自動車保険等を利用して購入できます(一定の条件があります)。