「障害者雇用」に対して、どんなをイメージを抱いていますか?
- いいことだと思うけど「コスト」との板挟みだと感じる
- 法定雇用率を上げていく先に、本当に目指すべき未来はあるのか?
テクノツールは、1998年の創業当初から、法定雇用率や助成金といった「制度ありきの雇用」は行っていません。私たちが一貫して問い続けているのは、「短期的な損得を超えた意味のあるものをいかに生み出すのか」です。
現在、社員13名中3名が重度肢体不自由者である当社の人員体制は、「当事者による課題解決に意味がある」という理念と、「戦力になるなら雇う」という現実的な判断に基づいています。
本イベントでは、テクノツールで25年間テレワークをしているプログラマー・本間一秀(脳性麻痺)と代表・島田が、理念と現実の交わるリアルな感情を包み隠さず語り合います。

Be a Good Ancestor – よき祖先であれ
登壇者二人が共有する哲学、それは「Be a Good Ancestor – よき祖先であれ」。今年の3月に定めたテクノツールの3つの行動指針のなかで、二人が一番大切にしているものです。
過去の名もなき先人たちの営みの上にいまの私たちが存在するように、私たちによる一つひとつの判断や行動、発言もまた、100年後、1,000年後の人々に影響を与えると信じて、事業活動を行っています。
重度肢体不自由によって生じる作業スピードの差、移動やコミュニケーションにおいて生じるコストは現実的に生じます。しかしそれを理由に切り捨てるのではなく、「どう乗り越えて、未来を良くするのか」にエネルギーを注ぐことが、真のインクルージョンへの道だと考えます。
モヤモヤを希望に変える。 短期的な利益だけでは見えない、「損得を超えた価値」を追求するテクノツールの挑戦に、共感し、応援してくださるすべての方のご参加をお待ちしています。
登壇者

本間一秀
1999年6月テクノツール(株)入社。プログラマー。
独学で学んだプログラミング技術を駆使し、点字編集システムやFlex Controller拡張アプリ、ドローンアクセシビリティプロジェクトなど、長年に渡って同社の様々な製品のソフトウェア開発を行う。脳性麻痺当事者。

島田真太郎
テクノツール(株)/テクノベース(株) 代表取締役

干場慎也(モデレーター)
大学卒業後、2021年11月テクノツール(株)入社、広報を担当。脊髄性筋萎縮症当事者。
こんな方におススメ
障害当事者、ご家族、リハビリ職、就労支援関係者、企業の人事・雇用担当者など、「雇用」や「参加」を通じてより良い社会や組織づくりを目指したいと考えている方。
概要
日時:2025年11月19日(水) 19:00〜20:00
会場:オンライン開催(Peatix配信URLよりご参加いただけます)
※本イベントはアーカイブ配信の予定がありません。ぜひ当日リアルタイムでご参加ください。